【解説&作例】流し撮りの極め方と、成功・失敗写真を紹介!

【解説&作例】流し撮りの極め方と、成功・失敗写真を紹介!写真

今回は流し撮りについて解説していきます

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流し撮りとは

流し撮りは、被写体に合わせてカメラを動かすことで背景をぶれさせて、躍動感を出す撮り方のことです
実物を見るほうがわかりやすいと思います

技術が必要で難しいと思われがちですが、練習すればすぐに出来るようになりますよ!

基本的に、一眼レフで撮影することを想定して解説しますが、デジカメでも撮影可能です
スマホでも撮影可能とは思いますが、少し難しいかなと思っています

カメラの設定の仕方

カメラの設定とは?

おすすめはマニュアルモードです

皆さんは写真を撮る際、なにを設定されていますか?
カメラによっては、風景・ポートレート・夜景など様々なモードがありますが、これらは使いません

そもそも、カメラは主に3つの設定項目があります

  • シャッター速度
  • 絞り(f値)
  • ISO感度

これらを操作することで、写真全体の明るさを決定することができます
例えば、シャッター速度が早くなると(1/100→1/500など)、その分光を取り込む量が減ってしまい、暗くなります

カメラに設定されている「○○モード」というのは、これらの組み合わせ(+ 色彩の調整)を自動でやってくれています
一方、マニュアルモードでは、この3つをすべて自分で決めることができます

流し撮りは、一発勝負 + 動きがある ので、カメラに任せると狂ってしまうリスクがあります
よって、マニュアルモードで自分で設定するほうが望ましいです

設定の仕方

3つの項目の内、シャッター速度を優先して決めていきます
シャッター速度によって、背景のブレ具合や難易度が変わりますよ

被写体の速度にもよりますが、1/30~1/100くらいが目安です
1/30より遅いと手ブレしやすくなりますし、1/100より速いと背景のブレが小さくなってしまいます

次に絞りとISO感度を調整します
シャッター速度を通常より遅くするので、その分写真が明るくなってしまいます
それを絞りやISO感度で調整するイメージです

絞りはf6.3~f9くらいまでが相場かなと思います
ISOは、200~500くらいでしょうか

あくまでケースバイケースです
昼間だと、f13、ISO100とかにして明るさを抑えることもありますし、
夜だと、f2.8、ISO800とかにしないと真っ暗になってしまうこともあります

露出の設定ができたら、実際に挑戦してみましょう!

流し撮りのコツ

撮影の姿勢

流し撮りは、次のように撮るのが基本ですね

  • 被写体:とまる
  • 背景:ブレる

被写体をとめるには、被写体の進行方向に沿ってカメラを動かす必要があります

ただそれプラス、被写体の進行方向の直角方向へのブレも低減しなければなりません
横に移動する被写体に対して、縦ブレを発生させないイメージです

具体的には、次のように撮るのがおすすめです

  • 脇を締める
  • 足を軽く開く
  • 息を止める

脇と足については、これで体が安定します
三脚が、足を広げたほうが安定するイメージです

また、息をすると少し体が動いてしまうので、
カメラを振る間は止めておくのが吉です

三脚は使わない

三脚を使うことで、先程の縦ブレを0にすることができます

ただ、三脚の動きを完全に被写体に合わせないといけません
これが非常に手間がかかります

初心者のうちは、手持ちで数を練習するほうが、上達への近道だと思います

ピントは予め設定

流し撮りで難しいのが、ピントです
これを合わせるのが相当難しいです
撮影する前にシミュレーションするのがおすすめですよ

具体的には、
カメラを振ってシャッターを切る位置を予め決めておきます
そして、そこにピントを合わせておきます

ピントはシャッターを半押しして合わせておいてもいいですし、
マニュアルで設定しておいてもいいですね

スマホで難しい理由

筆者がスマホで流し撮りをするのが難しい理由は、まさにここにあると考えています

iPhoneのカメラアプリなんかがそうですが、ピントの位置を予め決めておけませんよね
iPhoneを動かしていると、勝手に違うところにピントを調整したりしてきます
そのときに露出も調整したりするので、そこでタイムラグが生じ、撮影が遅れる、といったことが起こりやすいです

連写する

連写することで、きれいに撮れる確率があがりやすいです
ただ慣れてくると、
「予め想定した切り位置の写真だけきれいにとまって、他の写真はブレる」
といった感じになってくると思います

例えば次の3枚は連写したものです
1枚目、3枚目も被写体ブレはそこまでないかなと思いますが、背景の写り込みまで考慮すると、2枚目がベストかなと思います

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ズーム流し

流し撮りの応用編で、一眼レフでのみ出来る撮り方です
遠くからこちらに接近する被写体に対し、被写体の接近速度に合わせてズームアウトすることで、放射状に背景をブレさせることができます

ただ、難しそうに見えますが、やってみると意外とそこまでだった、というのが個人的な感想です

流し撮りのメリット

普遍的な写真を印象的な仕上げに

EF65の貨物列車です
実際は非常にゆっくり走行していますが、1/10まで落としており非常にスピード感がありますね
スピード感の捏造ともいえます(笑)

確か連写で撮りましたが、一番いい位置で止めることができました

ちなみに、同じ場所で普通に撮るとこんな感じになります
背景もごちゃごちゃで、あまりパッとした写真にはなりにくいです

暗い中

こちらは夕方、暗くなったシーンでの撮影です
SS=1/10 f5.6 ISO800なので、露出的にはギリギリの設定で撮影しています
こんな状況では、思い切って流して撮るほうが、いい仕上がりになるかなと思っています

ちなみにこれは、「ゆうゆうサロン岡山」という客車列車で、
客車の1両目が少し写るよう意識して撮っています

流し撮りの作例

色々と流し撮りのうんちくを説明しましたが、ここでは実際に筆者が撮影したものを見て頂ければと思います!

SS=1/60

1/60は比較的シャッター速度が速いので、縦ブレは起きにくいです
ただその分、躍動感も出にくくなります

特急や新幹線など、速い被写体ならいいかなと思います

SS=1/50

1/50は1/60同様、そこまで早くはないです
写真のように、単純に横向きに流すのであれば、簡単に撮れるかなと思います

こちらは新幹線のズーム流しです
駅が近いので速度はそこまでなので、新幹線ですが1/50くらいまで遅くすることができます

ただこの写真は、被写体ブレがあるのであまりいい作例ではありません(すみません)
ズーム流し + 被写体が斜め方向に動く という2つの要素から、少し難しいシチュエーションかなと思います

SS=1/40

1/40は、鉄道写真の流し撮りなら一般的な速さかなと思います
このくらいの速さから練習するのがいいかなと思います

この写真は、筆者が一眼レフを買った日に撮ったものなのですが、
それでもなんとなく撮れているので、初心者の方もぜひ挑戦してみてください!
(さすがにトリミングしていますが・・・)

こちらも1/40で撮った寝台特急「カシオペア」です
先程同様、客車列車なので、客車が少し入る様意識して撮影しています

若干正面がブレているように見えますが、寝台特急らしい夕刻の雰囲気で撮れたので、悪くないかなと思っています

SS=1/30

1/30も1/40同様、一般的なシャッター速度だと思います

この写真は、若干ですが暗くなってきたので、ISO感度を上げて画質を粗くするのでなく、軽く流してみたものです
被写体との距離もあるので、そこまで背景ブレはしていませんが、被写体はきれいに止まってくれました

新幹線の駅侵入シーンです
同じ1/30でも、印象がだいぶ違うかと思います

新幹線は速すぎて流し撮りは難しいのですが、駅ではゆっくりなのでまだ撮りやすいです

こちらは広島の路面電車「広島電鉄」のクリスマス電車です
背景が明るく賑やかな雰囲気に仕上がりました
実は背景はパチンコ屋なのですが、よくよく見ないとわかりにくいかなと思います

SS=1/15

個人的に、1/30より遅くなってくると、緊張が高まります
1/15になると、縦ブレも起きやすく難しいです

ただその分、暗くなっても撮影可能で、写真を撮ったのは日没後ですが、
明るく仕上げることができました
このくらいの速さで撮影できるようになると、更に表現の幅が広がると思います

SS=1/8

寝台特急「あけぼの」の大宮駅発車シーンです
発車シーンなので実際はものすごくゆっくり走っていますが、1/8で流すと、少しだけ動きがありますね

ちなみに、止まっているシーンはこのような感じになります
2パターン撮るのも楽しいのでおすすめです

その他

全力で通過する新幹線を1/160で撮影したものです
新幹線は速いので流し撮りが難しいです

こちらは1/400で撮っていますが、これでも背景が少しブレていますよね

デジカメ編

参考に、普通のデジカメで撮影したものもご紹介します(SS=1/50)

ズーム流しは無理ですが、横向きのシンプルな流し撮りなら十分撮影可能です

まとめ

今回は流し撮りについて、撮影方法・コツ・作例等ご紹介しました
流し撮りを極めると、撮影の幅が広がるので、ぜひチャレンジしてみてください

鉄道以外でも、色々な場面で使えますよ!

 

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