今回は鉄道写真の中から、JR西日本管内の113系・115系をご紹介します
113系と115系は、基本的な部品は共通化されていますが、前者が平坦地向けに対し、後者は山間部・寒冷地・急勾配路線向けになっています
JR西日本の広島支社管内では、急勾配のため113系では対応できない区間もあり、多くは115系での運用となっていました
現在はすべて227系での運用です
今回は、筆者が撮影した113系・115系を、その豊富なカラーバリエーションを通じてご紹介します
湘南色
オレンジと緑の塗装の湘南色の電車、東京近郊では新型車両にもこの塗装が採用されていますね
東京から湘南方面へ向かう列車の色がそうであったことから「湘南色」と呼ばれるようになりました
国鉄時代、車両の転配属等も考慮して、標準的な塗装として全国に広まったと言われています
広島地区では4両編成が基本で、ラッシュ時には8両編成に増結していました
そのため、4両ずつ違う色になっているケースが多々ありました
(その昔は、4両の中でも色が異なることもありました)
広島地区で活躍した湘南色は113系であったため、広島近郊の呉線・可部線で主に見られました
瀬戸内色
広島支社の115系のうち、体質改善工事を受けていない車両に用いられていた車両で、その昔はほぼ全車がこの色になりました
湘南色ほどパンチの効いた色ではありませんが、この素朴さが風景に溶け込んでいい味が出ていましたね
特に2枚めのような、淡い色の背景とよく合っているように思います
関西更新色
通称「カフェオレ」と呼ばれるこの色は、薄茶色をベースに茶と青が塗られています
湘南色・瀬戸内色と比較すると、少し近代感がありますよね
広島には、岡山所属の車両がたまに来ていたくらいで、あまり見ることはありませんでした
広島更新色
こちらは広島で多く見られた色です
先程の関西更新色と比較すると、ベースの色が白い点が異なります
湘南色・瀬戸内色ほど、自然の背景とは馴染みませんが、
飽きるほど見たので愛着が湧いてきた色です(笑)
濃黄色
2009年にJR西日本が実施した、地域統一色の1つで、「瀬戸内地方の豊かな海に反射する陽光をイメージ」しています
実際、鉄道ファンからの人気はなく真黄色なことから「末期色」と言われていました
筆者もあまり好きな色ではなく、あまり撮影していません
その他の色
北近畿地区統一色
先程の末期色と同様で、京都周辺ではこの色が施され現在でも走行しています
末期色よりは自然と調和しており、筆者はそこまで嫌いではありません
広島快速色
「N編成」と呼ばれる2扉車用の塗装です
その昔はたくさんいた色ですが、次々と広島更新色へとなっていきました
カラフルな反面、グレーを貴重にしているので、JR西日本らしい「新しさ」を強調したそうな塗装だなと思いますが、
改めて見ると、どことなくレトロな感じがありますね
福知山色
福知山線用のこの塗装ですが、広島地区でも活躍していたことがあります
ベースは瀬戸内色に近いですが、帯の色が違いますね
現在もある「北近畿地区統一色」の緑色に近い色が用いられています
まとめ
今回は、カラーバリエーションごとに113系・115系をご紹介しました
同じ車両でも、色が違うことで印象が全然違いますね
カラーバリエーション豊富な時代に撮影できてよかったなと、改めて思いました
他にもまだまだ写真はあるので、またご紹介します
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